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2010/11

龍馬伝2010/11/28日放送最終回「龍の魂」

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将軍慶喜公(田中哲司)が大政を帝へ還し奉ったことで
内戦は回避された龍馬(福山雅治)は川原町の商家

近江屋の母屋二階に隠れ新政府の職制案や蒸気機関車を用いた
輸送基盤の構想を練っていた。京に留まるのは危険だという
陸奥の忠告も耳に入らない程の没頭ぶりである。

本来なら土佐藩邸に一室を与えられるべき龍馬は
藩邸への出入りを禁じられていた。後藤象二郎(青木崇高)が
土佐に戻ったことで後ろ盾のいなくなった
龍馬は藩邸から追い出されてしまったのだ。

今や土佐は薩長と並び大政奉還によって役目を
失う者達たちの怨嗟の的になっている。

土佐藩士たちは復讐を恐れ藩邸に引きこもり
容堂をそそのかして建白書を書かせた龍馬を忌み嫌っていた。
同じ頃、弥太郎(香川照之)は京へと足を踏み入れる

龍馬を探し出すためである。弥太郎は仕入れた
九千挺の銃を大政奉還の直前までに全て売り抜け
五千2百両もの利益を手にすることに成功していた。

しかし弥太郎自身は内戦の勃発を見越して大量の武器を仕入れたのである
土壇場で自分よりも龍馬を信じてしまった事が
弥太郎にとって何よりも痛恨であった。

今度こそ自分の中の龍馬の存在に落とし前をつけなければならない
そうしなければ一歩も前へは進めないと弥太郎は思っていたのだ
しかし土佐藩邸に龍馬は不在で行方も分からない

つくづく龍馬に振り回される自らの境遇に憤慨するばかりの弥太郎であった。
龍馬は越前の松平春嶽(夏八木勲)を訪ねていた。

新政府の組閣への協力を要請するためである春嶽が
新政府綱領八策の人事案の一文に懸念を示すが意に介さない
「○○○を盟主とし」という一文を組み込んだのは
龍馬なりの意図を込めた諸藩への"挑発"だった。

龍馬の思惑通りに「○○○」が誰を表しているのかを巡り
木戸(谷原章介)や西郷(高橋克美)を初めとした
諸藩の重鎮たちは翻弄されていた

春嶽はそのような挑発は身を危うくすると警告するのだが
理想の実現に向けて突き進む龍馬の心には響かない。

京に戻った龍馬のもとを弥太郎が訪れ五千二百両分の手形を突きつける
「おまんに稼がせてもらった金なぞいらん!」と言い放つ

弥太郎に困惑する龍馬であったが、弥太郎の告白を聞き
その心情を理解する手形を返し「おまんはこの金で世の中と
繋がっちゅうこの金はおまんが使え」と諭す

その頃、中岡慎太郎(上川隆也)は龍馬を探していた
新政府綱領の一文「○○○を盟主とし」の真意を質すためである
返答次第では龍馬を斬る覚悟を固めてのことであった

「○○○」には慶喜公が入るのではないかという疑心暗鬼があったのだ。
そんな中岡を尾行する者たちがいる。見廻り組である

彼らは徳川幕府に引導を果たす役割を担った龍馬を探していた
目的は復讐である。

誰もが龍馬のように世の中の変化を望んでいるわけではない
弥太郎が、春嶽が警告した脅威が龍馬の元に忍び寄っていたのだ。

中岡が近江屋に逗留する龍馬を見つけたとき
龍馬の命運も天命と共に尽きようとしていた

慶応3年11月15日その日はくしくも龍馬31歳の誕生日であった
明治になるほんの数ヶ月前の出来事であった


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龍馬伝2010/11/21日放送第47話「大政奉還」

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徳川の治世はもはや末期の様相を呈していた。
京の町では仮装した大衆が「おかげ祭り」に興じている。

後に「ええじゃないか」と呼ばれるこの大衆騒動は
幕府への大衆による不信任の表明であった。

二条城では慶喜(田中哲司)の元に大政奉還の建白書が届けられた。
慶喜盟友の山内容堂(近藤正臣)が帝への政権返上を建白したとあって
幕臣たちの間でも動揺が広がる。孤立感を深め打ちひしがれる
慶喜を若年寄の永井玄蕃頭(石橋蓮司)が慰める。

容堂は徳川家を存続させることを第一に考え建白したのだろうと・・・

龍馬(福山雅治)は土佐藩邸へと出向き後藤(青木崇高)の尻を叩く
今一押し、大政奉還の推進に努めるべきと主張する龍馬を制する後藤
ここから先は慶喜公が決めること、もはや我々に出来ることはない

しかし龍馬は座して待つことを良しとせず次の一手に出る。

幕府の重鎮、永井の元に乗り込み慶喜を説得するよう訴えたのだ
永井は新撰組や京都奉行の後ろ盾であり龍馬にとっては
自分を追う者達の親玉と言ってもいい人物であった。

しかし、永井は勝鱗太郎(武田鉄矢)の師でもあり
神戸海軍操練所よりも9年早く長崎に海軍伝習所を開いた
先見を備える人物でもある。そこを見込んでのことであった。

龍馬は大政奉還の建白書を山内容堂に書かせたのは
自分だと明かすことで永井へのお目通りを果たした。

幕府を船にたとえ乗客や乗組員を守るのは船長の役目
それがすなわち大政奉還の示すところなりと説く龍馬の訴えは
永井の心を動かしたようでもあった。

一方、長崎では弥太郎(香川照之)が人生を賭けた大勝負を
目前に情報集めに精を出していた。海援隊の社屋に乗り込み
京の情勢を知ろうと探りを入れる。

弥太郎の本能が危険な匂いを嗅ぎ取っていたが
弥太郎自身はそれを信じることができずにいた。
必ず戦は起きるはずだと...しかし...

一瞬脳裏を駆け巡ったのはこれまでの龍馬が乗り越えた「偉業」だった

京では風雲急の様相を呈していた。
将軍慶喜公が二条城に在京の四十藩を集め
会議をするとの知らせが町中を駆け巡る。

会議の場で慶喜は正式に大政奉還の建白を拒否する運びであると聞き
龍馬らは戦慄した。薩摩藩邸では西郷(高橋克美)が
軍の挙兵準備に取りかかり

長州では木戸(谷原章介)が徳川打倒への執念を燃え上がらせていた。

これで土佐も戦の支度をしなければならなくなった。
中岡(上川隆也)が腹をくくるのを見た龍馬は机に向かい
後藤への手紙を一気に書き上げる。

もしこのまま慶喜が内戦への道を選択するのであれば
長崎へと戻ったのち海援隊を率いて京に上陸し慶喜を斬り殺すと

内戦だけはなんとしても避けねばならない。幕府の後ろには
フランスが控え、薩長土はイギリスの支援を受けている

両者が戦えばそれはフランスとイギリスの代理戦争となるのだ
どちらが勝っても日本は領土の割譲を余儀なくされる。

そうなれば日本は滅亡への道を歩むことになるだろう
龍馬は慶喜と刺し違えてでも戦を防ぐと決死の覚悟を示し
土佐大政の後藤にも同様の覚悟を求めたのだ。

長崎では弥太郎の仲間たちが好機に沸き立っていた
戦乱の到来を前にどの藩も新式の武器を手に入れようと
必死になっている。

山のように舞い込む注文を前に弥太郎は一人迷っていた
このまま本当に戦争は起きるのだろうか?

龍馬だったら今なにをしているのだろうか。
あいつなら本当に大政奉還を成し遂げてしまうのではないだろうか?

弥太郎は決断した。

弥太郎は仕入れた銃を全て明日中に売りつくすよう部下たちに命じた
弥太郎の商売人としての本能がそうさせたのだ。

果たして二条城での会議は事前の予想とは異なる展開を見せていた
将軍慶喜公は意外にも諸藩重役たちの意見を募ったのだ
徳川は政権を帝に返上すべきであるのかと

誰も明確に答える者がいない中で後藤ただ一人だけが進言する
後藤は恐怖におののきながらも懸命に大政奉還を訴えた

龍馬の決死の覚悟を知る後藤にとっては
必ず果たさなければならない使命だった。

あの時、後藤の意見を否定する者は誰一人いなかった
徳川慶喜は時流を悟り大政奉還を決意する。
徳川300年の長い歴史に終止符を打ったのある

喜ぶ者・喜ばない者・・ 幕末の世が今大きく変わろうとしている
キッカケは土佐の田舎侍・・ 坂本龍馬の天命通りに
新しい日本の夜明けを迎えようとしているのである

そして・・龍馬が暗殺される誕生日も着々と近づいていた・・・


龍馬伝2010/11/14日放送第46話「土佐の大勝負」

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下関でお龍(真木よう子)と夫婦の団らんを
楽しんだ龍馬は(福山雅治)はミニエー銃
一千挺を引っさげ土佐へと到着する。

銃身内部にライフリングが刻まれたミニエー銃は
別名をライフルマスケットと呼び、旧来の先込め銃の3倍もの長射程
命中精度を誇る武器である。千挺ものミニエー銃で武装した
土佐軍は幕府へ大政奉還を迫る際に大きな役割を果たすはずなのだ。

無論、幕府が政権の返上を拒否した場合は戦は避けられない情勢となる
その際は土佐を幕府軍の侵攻から守る強力な武器となるであろう
この先の情勢がどのように変転しようとも

土佐が新生日本の先頭に立つために
どうしても必要な武器がミニエー銃なのだ。

後藤(青木崇高)は龍馬の到着を待ちわびていた
龍馬の調達した大量の銃を受け取るや容堂公(近藤正臣)への
再度の説得に挑む後藤。もはや失敗は許されない情勢である

後藤は龍馬の容堂公への謁見をなんとしても実現させる決心をしていた
龍馬を容堂に目通りさせ大政奉還の建白書の作成を直訴するためだ。

四賢侯に名を連ね幕政に影響力を持つ容堂が
大政奉還の建白書を書く意味は大きい。戦を防ぎつつ
徳川に政権返上を促がすにはそれ以外に方法が無いのだ

後藤は正念場に人生を賭ける覚悟で望むのであった。

その間に龍馬は坂本家に久しぶりの里帰りを果たす。母の死後
龍馬を優しく見守ってくれた継母の伊與(松原智恵子)は既に故人となり
姪の春猪(前田敦子)は可愛らしい女の子を授かっていた
時の流れを感慨を深める龍馬である

帰郷を祝う宴会には岩崎家の人々も参加し
大いに盛り上がるのだった。

その頃、弥太郎(香川照之)は長崎で
自分自身の「ビジネス」を始めていた。

土佐商会の同僚の上士数名も弥太郎に共鳴し
仲間となって動いている。動乱の幕開けまで猶予は残り少ない。
人生最大のビジネスチャンスを物にするべく
寸暇を惜しんで働く弥太郎であった。

龍馬の持ち込んだミニエー銃は土佐の城下に大騒動を巻き起こしていた
上士も下士も幕府につくか薩長につくかの議論で混乱する
その中で後藤の容堂公への説得は難航を極めていた
下士である龍馬の謁見を許す理由などどこにもないと突っぱねる容堂に
後藤はもはやこれまでと最後の手段に打って出る。

薩摩と長州の同盟の立役者が坂本龍馬であることを明かしたのだ
それを聞いた容堂の顔色が一変する。知っていながら今まで黙っていたのは
何故だと問い詰める容堂。後藤は苦渋に顔を歪ませながら
涙ながらに己の心情を吐露する。

自分が龍馬を妬んでいたことを。下士の身分でありながら
吉田東洋にその才を認められ、脱藩浪士でありながら
次々と大事を成し遂げていくその姿に嫉妬していたことを告白したのだ。

男の体面をかなぐり捨ててまで龍馬に会うよう求める
後藤の姿にさしもの容堂も心を打たれる。かくして坂本龍馬の
山内容堂公へのお目通りが許されたのであった。

謁見の場で龍馬は大政奉還の建白書を書いて欲しいと直訴する
直訴は受け入れられなければ切腹しかない。その覚悟を示す龍馬に
呼応し後藤も脇差を取り出して切腹の意思を示して見せた

龍馬の気迫と後藤の覚悟に並々ならぬものを見て取った容堂は
二人に切腹を禁じる沙汰のみ言い渡すとその場を離れた。

容堂は一晩思い悩むと翌朝建白書を書き上げた。徳川への忠義
幕政への疑問、自身が現世に抱く諦念、理想郷への渇望...。
さまざまな感情が去来するなかで書き上げた建白書であった

再度の謁見で建白書を前に歓喜の表情を見せる
龍馬の眼前にどっかと座り容堂は尋ねた。

「坂本...おんし、わしがこれを書くと初めから信じちょったろう」

「どういてじゃ?」

龍馬は武市との最後の別れのことを思い出していた
武市は容堂が牢を訪れ自分と同じ床に座り
自分を良い家来であったと褒めてくれたと言っていた
そのことで武市は救われたのだ。

龍馬にとって容堂は圧制者である前に親友を
煉獄から救い出してくれた恩人なのだ
龍馬は容堂に心からの感謝を捧げた

容堂はただ黙ってそれを聞くとその場を立ち去った
「ありがとうございます!」万感を込めて発する龍馬である。
龍馬と後藤、二人は大きな達成感に包まれていた

後藤は坂本といって龍馬に右手を差し出す
清風亭で交わした様なおざなりなものではない
心からの"シェイクハンド"であった

龍馬は満面の笑みと供に後藤の手を握りしめる
今や二人は完全な同志となっていた。

大仕事を終え桂浜で海を見つめる龍馬は
傍らの乙女(寺島しのぶ)に約束する。全ての仕事が片付いたら
妻のお龍と土佐に戻ると。そして蒸気船に乗って

家族みんなで世界一周の旅に出ようと夢を膨らますのであった。
しかしその夢は・・・


龍馬伝2010/11/07日放送第45話「龍馬の休日」

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イカルス号事件が落着し、お元はイギリス公使パークスの計らいで
海外での生活を、土佐商会も晴れて長崎での商売を続けることを許された
弥太郎(香川照之)はミニエー銃千挺を注文どおりに仕入れ
龍馬(福山雅治)へ引き渡す。


「これは手切れ金代わりじゃ」

龍馬に絶縁を言い渡した弥太郎は土佐商会から
主任の座を降ろされていた。それと同時に海援隊の
会計役としてもお払い箱となっていたのだ

ミニエー銃を龍馬の注文分よりも多く買いつけ
それを売って一儲けしようとしたことが発覚してしまったためである
商会の金を無断で仕入れに使った責を問われてのことであった

手際よく赴任してきた後任の上士に蔑まれながらも弥太郎は再起を誓う。
千挺ものミニエー銃を手に龍馬は鳴り物入りの気分で下関へ乗り込む
龍馬にとって強力な武器を揃えるのは幕府と戦をするためではない
戦わずして事を収める交渉の手札なのだ

土佐の兵力、火力の充実振りを訴えれば木戸(谷原章介)を
大政奉還路線へ説得することも可能のはず...。

しかし面会に応じた木戸はそんな龍馬の無邪気な予想を
あっさり吹き飛ばす。大政奉還がなろうがなるまいが
徳川は根絶やしにすると断言したのだ。

徳川勢力の延命を許せばいつ何時政権を乗っ取られるか
分かったものではない、だから根絶やしにする。

非情な論理に唖然とする龍馬に木戸は忠告する
これ以上うろちょろと動き回らぬ方が身のためだと
情勢はいつの間にやら龍馬の理想論など通用しないほど
にひっ迫していたのだ。

己の信じる道の厳しさを痛感する龍馬だが
下関の地には失望など吹き飛ばしてくれる憩いがあった

お龍(真木よう子)の待つ三吉慎蔵(筧利夫)宅へと急ぐ龍馬
明日には京へと立たねばならない。それまでの短い時間を
二人で安らかに過したいと願う龍馬であった。

三吉宅で再開を心から喜びあう龍馬とお龍
しかし、龍馬の下関訪問をうれしく思っているのは
お龍だけではなかった。龍馬は奇兵隊の面々に連れ出され
宴会から朝帰りしてしまう。激怒するお龍に龍馬は...。

なんとビンタをお見舞いするのであった


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