龍馬伝２０１０/０８/０８日放送第３２話「狙われた龍馬」

西郷吉之助（高橋克実）は結局下関に来なかった。
激怒する長州藩士たち。桂小五郎（谷原章介）は
面子を潰され龍馬（福山雅治）に絶縁を宣告する

取り付く島もなくなった桂を前に
龍馬も中岡慎太郎（上川隆也）も
ただ引き下がるしかなかった。

なぜ西郷は下関に来なかったのか。それを問い質すために
龍馬と中岡は京の薩摩藩邸へと押しかける。

しかし、西郷は会おうともしない。面会すら果たせず
失意のまま二人は別れた。龍馬はひとまず
伏見の寺田屋へと戻る事にする。

寺田屋で龍馬は懐かしい男と再会する。
千葉道場の当主、千葉重太郎（渡辺いっけい）である

重太郎は妹の佐那（蒼井優）のために龍馬を追って
京へとやって来たのだ。なんとしても江戸へと
龍馬を連れ帰り、佐那と夫婦になってもらう
決意を固めている重太郎である

再会を喜ぶ龍馬ではあったが
重太郎の押しの一手を前にたじろぐばかりとなる。

龍馬は宿の客の中に見覚えのある顔を見つけた
新撰組の長、近藤勇（原田泰造）である。

近藤はお龍（真木よう子）目当てに
寺田屋の常連客となっていたのだ

お龍からその話を聞いた龍馬は
薩摩藩士の振りをして近藤へと近づく
亀弥太を殺した憎き新撰組を束ねる男が
どんな人物なのか見届けてやろうと思ったのだ

近藤は龍馬の底意を見抜き、
刀を抜き放とうとするが一瞬龍馬の方が速かった。

龍馬は近藤のみぞおちに刀の柄を打ち込み気絶させた
だが龍馬には止めを刺す気など毛頭ない
重太郎のもとに戻った龍馬を近藤が追う

流血は避けられない状況に思えたが
重太郎の加勢がそれを救った。

近藤も北辰一刀流随一の剣客を前に
深追いするような男ではない。

新撰組に追われる龍馬の姿を見た重太郎は
龍馬の仕事がいかに危険なものかを思い知る
もはや住む世界が違うのだということを理解した
重太郎は黙って江戸へと戻って行った。

龍馬は西郷と面会を果たすことに成功する。
下関を訪れなかった理由を説明し謝罪する西郷
幕府の隠密の潜入を許していた事が発覚し

長州との秘密の会合を幕府に知られるわけにはいかず
下関を素通りして京へと向かったのだと言う
それを聞いた龍馬は再び薩長を結びつけるべく思案を巡らせる。

龍馬の思いついた策はまさに奇策というべきものだった。

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